住職の調声による読経に続き、参加者全員で「讃佛偈(さんぶつげ)」をお勤めし、焼香いたしました。住職の挨拶の後、皆でお斎(とき)をいただきました。

住職挨拶より
本日は御遷仏法要にお集りいただき、ありがとうございました。
ご挨拶に代えまして、昨春の彼岸法要の際にもお話いたしましたが、当寺の信条とでもいうべき、大切に考えております三つのことをお伝えしたいと思います。
まず一つめは、感謝の気持ちを忘れないこと。
よく耳にしますし言葉では簡単ですが、意外とできそうでできないことです。
二つめは、皆がよくなることを心から願うことです。
自分だけがよくなればいいということではなく、周りのみんながよくなることで、いろいろなことがよい方向に進んでいくと思います。
三つめは、腹八分です。
何でも百点ばかりを目指していると、必ず何かしら綻びが生じます。完璧を求めすぎず、七十点くらいで良しとする気持ちの余裕が肝要です。
そして、最後に何と言っても気をつけなければいけないのが、健康です。
病は年齢に関係ありません。
どうかこの一年、十分にご自愛いただいてお過ごしいただければと思います。