参拝・ご案内

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  • 浄土真宗本願寺派 築地本願寺
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平成28年12月24日(土)宗祖親鸞聖人報恩講・総門信徒永代経 合同法要

樹谷住職の調声のもと三奉請(さんぶじょう)を、引き続き参加者全員で正信偈をお勤めいたしました。最後に住職が御文章(ごぶんしょう)・信心獲得の章を拝読し、一人ずつ焼香しました。

最後に拝読した御文章というのは、約550年前に八代目蓮如上人によって、親鸞聖人の教えを当時字の読めない人にも読み聞かせられるよう、手紙形式で易しく著されたものです。中でも特に「他流の人に対してかくのごとく沙汰あるべかざるところなり」という一節に感じ入るところがあります。 意味するところは、他の宗派の信者に、浄土教が正しいからと決して強制してはいけない、ということです。

本日は丁度クリスマスですが、年末にはお墓を掃除してお参りし、年が明けると神社に初詣にでかけます。わずか10日ほどの間にキリスト教、仏教、神道と3つの宗教行事をしていることに、だれも疑問に感じていない、この日本の大らかな宗教観は素晴らしいと思います。どんな宗教でも一番の教えは人を殺してはならないとされているのに、今日では毎日のように世界のどこかで宗教の名のもとに残虐な事件が起きています。私たちは日本の宗教観を培ってきた先人のご苦労をあらためて偲んで、今日あることをありがたく感謝して頂ければと思います。