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平成28年11月11日(金)築地本願寺 宗祖親鸞聖人報恩講法要

報恩講は、宗祖親鸞聖人のご命日を通して、宗祖がそのご生涯をかけてお念仏のみ教えを弘め 伝えられた御遺徳を偲びつつ、あらためて阿弥陀如来のお救いを味あわせていただく大切なご法要です。

親鸞聖人は40歳の時、恩師法然聖人のご往生を知りました。ご命日は1月25日80歳でした。 それから毎月25日のご命日には師のご恩を偲び『二十五日のお念仏』をお勤めされました。 それは親鸞聖人が京都へ帰られた後も、関東の門弟によって大切にされていきました。 弘長2年11月28日(旧暦)聖人が90歳でご往生せれてからは、毎月『二十八日のお念仏』が 大切に営まれたことでありましょう。

親鸞聖人の曾孫、第三代覚如上人が宗祖の三十三回忌をお勤めするにあたって『報恩講式』三段を あらわして師徳を讃嘆されたのが『報恩講』の名の始まりであります。

西本願寺では新暦の1月16日をご命日と定めて、毎年1月9から1月16日まで『御正忌報恩講』 をお勤めいたします。 各地の真宗寺院では、少しでも多くの方が本山のご正忌にお参りできるように、報恩講を引き上げて お勤めいたします。 それを『お引上げ』とも『お取越し』ともいいます。 報恩講は、このようにして750年以上にわたって大切にされてきました。