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平成28年8月20日(土)勉強会 : 仏教の教え

当山は親鸞聖人を開祖とする浄土真宗を宗派としますが、どのような宗派を学ぶにせよ、何と言っても仏教の基本となるのはお釈迦様です。お釈迦様の教え、その思想を感じ、仏教の大きな流れを理解することが大切だと思っております。

そういった意味で新たなご参加者を多数お迎えしたこの度の勉強会では、三法印、十二縁起、四諦・八正道など、お釈迦様が残した言葉の解釈を卑近な例えも交えながら、 お話しさせて頂きました。

お釈迦様(尊称である釈迦牟尼世尊を略して釈尊とも)の本名はゴータマ・シッダッタといいます。釈迦とは釈迦族の出身であることに由来します。お釈迦さまは紀元前463年(諸説有)釈迦族の王子としてインドにお生まれになりました。
人生の無常と苦の現実に気づかれたお釈迦さまは出家されます。
その後6年間という苦行をされますが、「苦行では悟りに至れない。」と断念され、菩提樹の下で瞑想に入られました。

さまざまな悪魔(煩悩)の誘惑を振り切り、35歳でお悟りを開かれたお釈迦さまは、当時としては大変ご長寿である80歳でご入滅なさいました。 入滅後、弟子達が書き残したお釈迦様の言葉が仏教の礎となりました。
仏教の原点は、四諦(したい)のひとつ苦諦(くたい)という言葉に示されているように、「人生は苦である」と理解し、それを受け入れることにあると思います。では、どのように受け入れ、そのうえでどう心の安寧に至れるか。その道筋の辿り方にそれぞれの宗派の教えがあるわけです。

次回以降もぜひ多くの皆様にご参加頂き、仏教をより身近なものとして、共に学んでまいりたいと思います。