当寺では定期的に勉強会を開催しており、
老若男女多くの門信徒の皆様にご参加頂いております。
けっして堅苦しい話ではなく、仏教の黎明期からの大きな流れを他の宗教との対比も交えながら、わかり易くお話しし、お釈迦様の教えや親鸞聖人の布教の歩みなど、膝を交えて皆様と一緒に学んでまいります。
浄土真宗の礎を築いた親鸞聖人は、今からおよそ八百年前、末法・乱世の時代に、圧政や飢饉に苦しむ人々を救おうと、非僧非俗の身で市井に交わり、阿弥陀仏の本願力にひたすら帰依することで浄土往生が叶う道を説きました。
時には自ら田植えを手伝いながら、念仏の心を田植え歌にして農民と声を揃えて歌ったといいます。
私たちの勉強会でも必ず皆さんと一緒に読経をします。
宗教も、また寺も、原点は人間対人間。心と心の通い合いにあると思います。
当寺も宗派を問わず、ひとり一人の心に寄り添い、皆様の不安や悩みが少しでも癒される、
安らぎの場でありたいと願っております。